日刊OkiMag

沖縄の民話

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 今年の干支は兎(うさぎ)ですね。年頭ということで、今回はこの干支の由来 と順番についてお話します。

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■十二支由来   【伊江村】

 昔、唐の国の神様が「月が12あるから、その12の神様を作ろうではないか。」 と相談し、鼠を呼びました。「順番に来たものから月々の御神(うかみ)を作るから、いついつ神様のところに来なさいと動物たちに伝えてくれ。」と言いました。

 鼠は、山にいる動物には神様から言われたことを伝えたが、猫にはわざと嘘をついて1日遅れの日を教えました。そして、自分は楽をする考えで、牛には、「お前は足が遅いから2,3日前から歩いていかないといけないよ。」と言って、こっそり牛の背中に乗って行きました。  牛は1番になるつもりで、2,3日前から行って、神様の家の前でその日になるのを待っていました。その日になって神様が戸を開けたとたん、牛のお尻に隠れていた鼠が飛び出して、牛の前に並んだので鼠が1番になりました。  それで、2番は牛、3番は足の速い虎、4番は兎、5番は龍、6番は蛇、7番は馬、8番は羊、9番は猿、10番は鳥、11番は犬、12番は猪という順番になりました。

 猫はと言うと1日遅れて来ているので、「昨日で終わっているよ。お前は12の神の中には入れないよ。」と言われたので、猫は鼠に嘘をつかれたことを怒り、「お前は許せない。」と、その日から鼠を憎んで、自分の子孫にも、  「我々は鼠のせいで12支の神様に入れなかったので、鼠を見たらすぐに殺しなさい。」と言いました。  それで、猫は鼠を見ると追い掛け回して食べてしまうということです。

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