日刊OkiMag

沖縄の民話

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 仏壇には線香を立てる3本足の香炉がありますね。  今回は、その香炉がなぜ3本足なのかと何故犬がおしっこをするときには片足あげるかについて。

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■犬の足   【沖縄市】

 昔、犬の足は3本でした。犬は家の番をしていたが、3本足では泥棒を追い払うことができなくて困っていました。そこで、犬は王様にお願いしました。  「王様、私は3本の足では泥棒の番はできませんから、後1本どうにか増やして4本足にしてください。」「そうか、それじゃ4本足にしよう。」と言ったところへ猫が来たので、王様が、「おい猫、お前の足の1本をあの犬に譲ってくれないか。」と言いました。すると猫は、「王様、私も倉の米番をして 「ます。足4本でもいつも鼠(ねずみ)にやられてしまって、米俵に穴をあけられてどうにもなりません。ですから、私も足4本でなければなりません。」と  断りました。そこで、王様は、次に香炉に向かって、「おい、香炉、お前の足1本を犬に譲ってくれないか。」と言ったら、「はい、私は3本で座っていても、4本で座っていても同じことですから、じゃ1本は犬に譲ってあげましょう。」と足1本を犬に譲ってあげました。それで、香炉の足は3本になったということです。  4本足になった犬は、それは王様と香炉に感謝して、それからおしっこする  時には、もらった足を汚さないように片足をあげておしっこをするようになったということです。

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