日刊OkiMag

沖縄の民話

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 今回は、どうして朝の時間を知らせるのが鶏(にわとり)になったかについて。

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■一番鳥由来     【八重山竹富町小浜島】

  昔、神様が人間の朝の時間を知らせてやるために、青鳩とシメンタカと鶏を捕まえてきて、鳴かせてみました。 青鳩が、コ、コ、コ、ポータ、ポーコ、ポー、ポー、ボォー、ボォー、  ポー、ポーォォー、ポーォォーと鳴くと、「ああ、これでは何にもならない。これは目をつぶそうと。」とその目をつぶしてしまったので、青鳩は昼間は何も見えないようになってしまいました。

  次に、シメンタカを鳴かせると、クワッーと鳴きました。「これを鳴かせたら、寝ている子供も起こしてしまうから、これもダメだ。」と言って、神様は、シメンタカの首をつかまえて引っ張って伸ばしました。 それで、シメンタカは首も長く、口も足も長くなってしまいました。

  次に、鶏を鳴かせるとコケコッコーといい声で鳴きました。それで、神様は、「あなたに時間を知らせてもらうのが一番いい。」と鶏の鳴き声で、人間に時間を知らせることにしました。

  それから鶏は、午前三時に一番鳥が鳴いて、四時になったら二番鳥が鳴いて、五時になったら、三番鳥が鳴くことになりました。 人間は、一番鳥が鳴くのを聞くと、「一番鳥が鳴いたなぁ。」と食事を作る人が起きて、二番鳥が鳴くまでにはみんなが起きて、お茶も飲んで、ご飯も食べて、三番鳥が鳴いたら、みんな畑に行って仕事をするようになりました。

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