日刊OkiMag

沖縄の民話
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 今回は、烏(からす)がなぜ黒いかについてのお話しです。

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■烏染屋  【久米島具志川村】

  昔、鳥(とり)の王様の長寿のお祝いをすることになった。
  烏(からす)は染物屋で絵書きだったので、鳥(とり)達の注文どおりに
 着物の絵をとりどりに全部描いていました。

  そのうち、時間がなくて切羽つまったもんでね、その時まだ描いていなか
 ったのは白鷺(しらさぎ)と自分だけとなっていました。
  そこで、白鷺には、
 「お前さんは時間が間に合わないから、自分でやりなさい。できなければ、
 そのままお祝に出なさい。」と言いました。

  頓智者(とんちもの)の烏は自分のが間に合わないものだから、
 「これが一番早くできる色だから。」と墨でいっぺんに黒く塗って、それで
 式に間に合わしたというお話です。
  だから、白鷺は真っ白で、烏は汚い真っ黒になっているということです。

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